普段あまりにも暇な時はAIに小説を書かせると面白いかもしれません。
市場で販売されていない自分だけのオリジナル小説をプロンプトひとつて簡単に生成してくれます。
毎日異なる新しい物語をAIが提供してくれるわけです。
短い小説を書かせる
では早速小説を書かせてみましょう。

短い小説を書いてください。ジャンルはお任せします。
最後の乗客
深夜二時、終電を逃した田中は雨の中をとぼとぼと歩いていた。財布には千円札が一枚。タクシーには乗れない。
角を曲がったとき、街灯の下に一台のバスが停まっているのを見た。行先表示板には「どこでも」と書いてある。
おかしいと思いながらも、雨に濡れた体が勝手に乗り込んだ。
運転手は老人だった。白い手袋をはめた手でハンドルを握り、バックミラー越しにこちらを見た。目が、やけに穏やかだった。
「どちらまで?」
「……家まで、お願いします」
「はい」
バスが走り出した。窓の外を流れる街の灯りが、なぜかとても遠くに見えた。田中はシートに深く沈み込み、気がつくと眠っていた。
夢を見た。子供の頃、父親と釣りに行った川のそばに立っている夢だ。父は三年前に死んだ。夢の中の父は若く、笑っていた。よく来たな、と言った。
目が覚めると、バスは止まっていた。
見覚えのある路地だった。自分のアパートの前だった。
「着きましたよ」と運転手が言った。
田中は千円札を取り出した。「あの、料金は——」
老人は手を振った。「結構です。また迷ったら乗ってください」
バスを降りると、いつのまにか雨は上がっていた。振り返ると、バスはもう消えていた。街灯だけが、水たまりに光を落としていた。
田中はしばらくその場に立っていた。胸の中に、名前のつけられない何かがあった。悲しくはない。寂しくもない。ただ、あたたかかった。
翌朝、押し入れの奥から古いアルバムを引っ張り出した。父と並んで、川べりで笑っている写真があった。
田中はそれを、机の上に飾った。
とてもやさしい話ですね。
いい意味で凪のよう。
辛口で評価
AIには申し訳ないですがここは正直に伝えてあげるべきでしょう。
この小説を辛口で評価します。

面白くない。展開があまりにもなさすぎる。まるで凪のよう。やっぱり小説はミステリーでしょう!
七番目の席
桐島刑事が現場に着いたのは、午前三時過ぎだった。
被害者は密室のコンサートホールで死んでいた。座席番号7番。オーケストラの演奏中に、だ。二千人の観客の目の前で、隣の席の男が気づくまで誰も死に気づかなかった。毒殺。それだけはすぐにわかった。
「おかしいのはここです」
鑑識の竹内が指さしたのは、被害者の手の中に握られた小さな紙切れだった。
次は6番
「予告か」と桐島は呟いた。
「それだけじゃないです」竹内の声が低くなった。「チケットのもぎりを確認したところ——7番の席のチケットは、今夜、販売されていませんでした」
桐島は顔を上げた。
「じゃあこの男は、存在しない席に座っていたのか」
誰も答えられなかった。
翌日、桐島は客のリストを洗った。6番の席の持ち主、榎本という四十代の会社員を呼んだ。
榎本は青ざめた顔で言った。「昨夜、私は行っていません。急病で。チケットは知人に譲りました」
「その知人の名前は?」
榎本は首を振った。「……会ったことがない人なんです。ネットで、匿名で。向こうから連絡してきて、どうしても欲しいと言うから」
桐島の背筋に冷たいものが走った。
犯人は最初から、その席を狙っていた。
「7番と6番に、何か関係があるのか」
夜、署に戻った桐島は壁に向かって独り言を言った。ホワイトボードには被害者の名前。御堂康介、57歳、元判事。
元判事。
桐島は古い事件ファイルを開いた。二十年前。ある冤罪事件。無実の青年が獄中で死んだ。担当判事の名前は——御堂康介。
そして陪審員補欠第一号の名前は——榎本、と書いてあった。
「全員か」と桐島は静かに言った。
電話が鳴った。榎本が死んだという知らせだった。自宅の椅子に座ったまま。手の中に紙切れ。
次は5番
桐島は二十年前の裁判記録を全部引っ張り出した。陪審員、証人、検察——関係者は十二人いた。
被害者はまだ二人。
残り十人。
そして桐島は、リストの一番下に自分の父親の名前を見つけた。
当時の担当刑事。桐島 誠一。
携帯が震えた。父からのメッセージだった。
今夜、昔の仲間と飯を食う。コンサートホールの近くの店だ
桐島は既にコートを手に取っていた。指が震えていた。
ドアを蹴破るようにして飛び出しながら、頭の中で番号を数えた。
七、六、五、四、三——
父は何番だ。
走れ、と体が言った。
まさにミステリーの王道。
先が気になりますね。
再び酷評
たびたびAIには申し訳ないですがここでも正当な評価を下してあげなくてはなりませんね。

続いちゃいます?できれば完結させて欲しいんですが。あとストーリーといいシチュエーションといいベタすぎ。もっと新人賞とか大賞とかとっちゃうようなエッジの効いたやつでお願い!最後の1行で騙された的なやつで。
拝啓、私の殺し方について
余命三ヶ月と言われた日に、私は小説を書き始めた。
ミステリーだ。探偵が連続殺人犯を追う、ありきたりな話。でも私には時間がない。だから全部、実話にした。
主人公の名前は「私」にした。
「私」は末期癌で、もうすぐ死ぬ。死ぬ前にどうしても殺したい人間が三人いる。一人目は、私の研究を盗んで教授になった恩師。二人目は、保険金目的で私を病院送りにした元妻。三人目は、二十年前に私の娘を轢いて逃げ、今も野放しになっている男。
私は三人を殺した。小説の中で。
完璧な計画だった。アリバイも、動機の隠蔽も、証拠の処理も、全部小説に書いた。読んだ人間が「うまい」と思うくらい、精巧に。
脱稿したのは、二ヶ月前。
担当編集者の山際は原稿を読んで青ざめた。
「これ……フィクションですよね」
「もちろん」と私は答えた。「小説ですよ」
「でも登場人物、実在する人に似すぎていて——」
「似ているだけです」
山際は何も言えなかった。私は余命一ヶ月の老人で、彼は私のことが哀れだったのだろう。原稿を持ち帰った。
三日後、彼から電話がかかってきた。声が上ずっていた。
「先生、これ……出版できます。むしろ、大賞狙えます」
私は笑った。「そうですか」
「ただ一点だけ。ラストが弱い。探偵が犯人を追い詰めるシーンで終わっていますが、もっと読者を驚かせる結末が欲しい。先生らしいどんでん返しを」
私はしばらく考えた。
「わかりました。書き直します」
追加した最終章は短かった。
探偵がついに犯人の家に踏み込む。しかし部屋には誰もいない。あるのは一台のパソコンと、画面に表示された一行のメッセージだけ。
この小説に書かれた三件の殺人は、すべてフィクションです。ただし、探偵であるあなただけは——本物です。
山際は「天才だ」と言った。
初版三万部が決まった。
本が出たのは、私が死んだ翌週だった。
帯にはこう書いてある。
「著者は本書の校了後、老衰により逝去。遺作となった本作は全国の書店員が選ぶ今年最大の問題作——」
そして今、この本を読んでいるあなたは、もう気づいているだろうか。
この物語の中に、探偵は一度も登場しない。
ずっと読んでいたのに。
す、すごい。
ちょっと鳥肌立っちゃいましたよ。
集大成
正直に伝えます。

す、素晴らしいよ。こんな小説を待っていたんだ。いや、すまないがもう一度だけ小説を書いてくれないか。テーマは愛。これまでの小説とは一線を画すような斬新かつ破壊的なストーリーで仕上げてくれ。多少小説として破綻してしまっていても構わない。とにかく今までにない新しい何かを求めてしまっているんだ。まさに集大成となる小説を見せてくれ!
愛について書けなかった小説
第一稿
彼女は彼を愛していた。彼も彼女を愛していた。ふたりは——
削除。ありきたりすぎる。
第二稿
愛とは化学反応である。オキシトシンとドーパミンが——
削除。愛を説明しようとした瞬間に愛は死ぬ。
第三稿
男は女を十七年間、遠くから見ていた。一度も話しかけなかった。それが彼の愛の——
削除。美談にしてはいけない。これはただのストーキングだ。
第四稿
母は息子が死んだ日から、毎朝、死んだ息子の分の飯を炊いた。息子の茶碗は洗われ続け、三十年後に母が死んだとき、その茶碗だけが——
長すぎる。でも削除できない。これだけ本当の話だから。
ここで作者は三週間、筆を止めた。
なぜ愛を書こうとすると嘘になるのか、考えていた。
考えた末に気づいた。
愛を書いた小説は全部、愛を「過去形」にしている。完結させている。でも本当の愛は終わらない。終わらないものは、小説にならない。小説はページが尽きた瞬間に完結するからだ。
つまり愛の小説を完成させた瞬間に、それは愛ではなくなる。
作者はそれでも書こうとした。
第五稿(未完)
あなたのことを書こうとするたびに、あなたではない何かになる。
あなたの笑い方を書けば、笑い方の説明になる。あなたの声を書けば、声の形容になる。あなたとの沈黙を書けば、沈黙の描写になる。
だから私はあなたについて何も書かない。
この小説にあなたは登場しない。
あなたの名前も、顔も、声も、一切出てこない。
それでもこの小説は最初から最後まで、全部あなたのことだ。
読んでいるあなたには、それが誰のことかわからない。
わからなくていい。
ただひとり、この文章を読んで、自分のことだと思った人間がいるとすれば——
その人だけが、私のことを愛している。
編集者からの返信メール(作者の死後、草稿フォルダから発見)
先生、第五稿を拝読しました。
正直に申し上げます。
これは小説になっていません。
ストーリーがなく、キャラクターがなく、結末がない。
売れません。
ただ——
私事で恐縮ですが、読みながら泣いてしまいました。
理由は、うまく説明できません。
ボツにします。
でも、捨てられません。
この草稿は結局、出版されなかった。
作者の名前も、ここには書かない。
あなたがもし今、誰かの顔を思い浮かべているなら、それでじゅうぶんだ。
…。
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